自律神経失調症としびれ
自律神経失調症としびれ
自律神経失調症になったときには、その症状として手足のしびれが起きる場合もあります。
これを関節や筋肉の障害、あるいは足首などに起きた時には痛風と勘違いしてしまうこともありますが、そうではなく血液の流れが悪くなることによって、神経が酸欠になってしびれが起きているのです。
関節や筋肉の障害によるしびれと自律神経失調症によるしびれを区別するためには、体の片方がしびれているか、それとも全体がしびれているかに注目しましょう。
関節や筋肉の障害によってしびれる時は、片足だけ・片手だけというように体の片側だけがしびれることが多いものですが、自律神経失調症によってしびれるときにはこのような偏りがないのが特徴です。
特に、両手がしびれるような症状が多いことを知っておきましょう。
なお、しびれの原因となる血流の悪化は、交感神経が活発化することによって血管が収縮することで引き起こされます。
これは、交感神経が活発になると脳が興奮状態となり、アドレナリンが分泌されるために起こるものです。
しびれを改善するには
しびれを改善するためには、自律神経を乱れさせているストレスを取り除くことや、ストレスに対する抵抗力をつけることが根本的な解決策となります。
しかし、自律神経失調症が深刻な場合には心療内科の医師と相談しながら治療していかなければならないため、時に長期的な治療となることもあります。
根本的に解決するものではありませんが、しびれを緩和するための方法があります。それは、体を温めることです。
しびれは上述の通り、血流の悪化によって神経が酸欠になって引き起こされるものですから、体を温めて血行をよくすれば症状が緩和されます。
また、手足や腹部、首の後ろを温めるようにすれば、交感神経の働きが静まり、副交感神経の働きがよくなるという効果も得られます。
これによってもしびれが緩和されることになります。
したがって、しびれを改善するためにはストレスをコントロールする根本治療を試みる傍らで、しびれている部位をあたためるようにすると良いでしょう。
この他、血液の流れをサラサラにしてくれる食生活を心掛けることも効果的な方法です。
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