自律神経失調症の人がかかる病院(診療科)
自律神経失調症の人がかかる病院(診療科)
自律神経失調症を患った時には、どのような診療科にかかればよいのでしょうか。
自律神経失調症にかかると、頭痛、発熱、胃の不調など色々な症状があらわれます。
そのため、脳外科に受診したり、内科に受診したりすればよいと思いがちなのですが、これは間違いです。
なぜならば、原因は自律神経の乱れであるため、それらの科で行われる検査では何の異常も見つからないためです。
したがって、それらの科に受診してから異常が見つからなかったことで、はじめて自律神経失調症の疑いがもたれることも多いのです。
その場合には、心療内科で受診することとなります。
逆に言うならば、仕事上のできごとや生活の大きな変化等によってストレスが大きい時に何らかの症状が発生したときには自律神経失調症の可能性が高くなるため、初めから心療内科に相談すれば無駄が省けると言うことでもあります。
心療内科とは
心療内科とは、心身の両面から治療を進めていく診療科です。
自律神経失調症は自律神経が乱れることによって引き起こされますが、これは精神的なストレスが原因となっていることが多いものです。
したがって、治療のためにはその人に合った治療法を提供し、ストレスを軽減していくこととなります。
多くの場合には問診が行われ、その結果に基づいてイライラを抑えるための精神安定剤や、不眠がある場合には睡眠導入などのその人の状態を改善するのに適した薬が処方されます。
場合によっては漢方薬が処方されることもありますし、カウンセリングが行われることもあり、これは病院によって異なります。
カウンセリングはストレスを改善するためには非常に有効な手段です。
カウンセラーに悩みや問題を聞いてもらうだけで心は非常に軽くなり、また自分が抱えている悩みや問題を再認識することでストレスをコントロールしていく手段も考えやすくなります。
心療内科で受診をする際には、精神的な疲れから伝えたいことが十分に伝えられないこともあります。
そのような心配がある人は、伝えたいことを事前にメモして受診することで正しく伝えることができ、医師も治療を提供しやすくなるでしょう。
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